白白白1 作者:はやみかつとし
パイク、祖国ではペクと言ったかもしれないが、彼は最後の作品を仕上げようとしていた。
○正選、1点/海音寺ジョー
△次点、0点/
×逆選、1点/永子
白白白2 作者:水池亘
それは確かに大福なのだった。仲良く三つ並んでぴょこぴょこ跳ねている。白い皮に、白い粉化粧。
○正選、6点/磯村咲、たなか、胡乱舎猫支店(2)、海音寺ジョー、永子
△次点、2点/はやかつ、まつじ
×逆選、0点/
白白白3 作者:胡乱舎猫支店
このファミレスを最後にこの町を出た。小5の時父の浮気相手が男を産んだから母と妹と共に捨てられたのだ。
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、1点/磯村咲
白白白4 作者:脳内亭
あと一歩でパーフェクトだったのに、三本のこっちゃったか、あーあ。
○正選、1点/つとむュー
△次点、0点/
×逆選、2点/たなか、海音寺ジョー
白白白5 作者:つとむュー
二人のオヤジが居酒屋の暖簾をくぐる。
○正選、1点/空虹桜
△次点、5点/磯村咲、たなか、海音寺ジョー、まつじ、雪雪
×逆選、1点/脳内亭
白白白6 作者:たなかなつみ
手渡されたのは上等な絹。光沢があり、透けるように白く、喩えようもなく軽い。
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、1点/胡乱舎猫支店
白白白7 作者:空虹桜
その巨大鉤虫が発する音は、たしかに「白白白」と表記するのを適切に感じた。
○正選、1点/水池亘
△次点、0点/
×逆選、0点/
白白白8 作者:まつじ
白ほど美しい色を私は知りません。もっとも無垢で、清く、尊い。
○正選、4点/つとむュー、たなか、水池亘、永子
△次点、0点/
×逆選、2点/はやかつ、雪雪
白白白9 作者:まつじ
やけに時代がかっていたので、夢であったろうと思う。
○正選、2点/雪雪(2)
△次点、1点/磯村咲
×逆選、0点/
白白白10 作者:はやみかつとし
問 □□□ これに振りがなを振りなさい。
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、3点/空虹桜、つとむュー、水池亘
白白白11 作者:空虹桜
夜。
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、0点/
白白白12 作者:磯村咲
積もりましたよとヘルパーさんはカーテンを開けてくれた。ガラスの内側は曇り、
○正選、5点/空虹桜、はやかつ、脳内亭(2)、まつじ
△次点、3点/つとむュー、胡乱舎猫支店、海音寺ジョー
×逆選、0点/
白白白13 作者:海音寺ジョー
「ニャオー!ぼくではありません」
○正選、0点/
△次点、2点/つとむュー、胡乱舎猫支店
×逆選、0点/
白白白14 作者:雪雪
ヒトの女性の中に一定数、四原色を見ている人がいるという。可視帯域が異なっているわけではないから、
○正選、3点/はやかつ、磯村咲、まつじ
△次点、4点/空虹桜、たなか、水池亘、永子
×逆選、0点/
白白白15 作者:脳内亭
目隠しされたメジロは木の枝の上でじっと考えている。右隣りのやつも左隣りのやつも、
○正選、0点/
△次点、1点/まつじ
×逆選、0点/
従いまして正選王は、正選6点・次点2点・逆選0点の<白白白2>の水池亘さんに、また、逆選王は正選0点・次点0点・逆選3点の<白白白10>のはやみかつとしさんに、それぞれ決まりました。
おめでとうございます。