500文字の心臓

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短さは蝶だ。短さは未来だ。

タカスギシンタロ

300文字程度の比較的みじかい超短編を得意とする。4人の選者の中では一番の年長者だか超短編歴は一番みじかい。松本楽志とともに冊子「超短編マッチ箱」の編集をつとめる。趣味は生け花と江戸雑俳。愛称は「ひげのくいだおれ」。

自由題投稿のツボ:

「迷ったときは短いほう」が座右の銘。軽やかな超短編を評価し、わざとらしい作品には食指が動かない。一度読んで飽きてしまうような作品より多少分かりにくくとも再読に耐える作品を掲載したいと考える。くすりと笑える作品にも案外弱いらしい。



たなかなつみ

500から1000文字程度の比較的長い超短編を得意し、ことに女性から圧倒的な支持を得ている。その作品はからだや心の痛みから出発しつつ、しだいに読者を物語の深みへと溺れさせていく。SF、ボーイズラブにも造詣が深い。本とお酒とペンギンをこよなく愛する京都市在住(風呂なし)。

自由題投稿のツボ:

「私には書けない超短編が読みたい」とたなかはいう。タイトルと本文の微妙な関係に留意し、リズムよく作品を仕上げるべし。ただし、あまりたなかの好みに近づきすぎると、かえって評価が厳しくなることも。



松本楽志

めったに更新されない超短編マッチ箱Webの管理人。その超短編作品はときに怪異、ときに内省的なストーリーを身にまといながら、ことばの意味そのものにつねに揺さぶりをかけている。怪奇俳句を標榜し、ホラー・ミステリーに精通。2004年8月には異形シリーズでついに作家デビューを果たした。おめでとう。

自由題投稿のツボ:

「超短編に物語の萌芽を感じたい」と語る松本楽志。冗長な描写や安易なタイトルで物語の可能性を消してしまわないように要注意。また氏は怪談コレクターでもあり、怪奇・幻想作品はそれだけで掲載率が一割アップといううわさ。