生1 作者:わんでるんぐ
> 闇夜の往来を、裳裾を汚し、女が一人さ迷っている。
○正選、1点/六三
△次点、3点/きき、瀬川潮、雪雪
×逆選、2点/ですこ、サトウ水色
生2 作者:D∃PTs
> 「できちゃったみたい……」
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、0点/
生3 作者:神無月芥
> とある居酒屋での会話
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、0点/
生4 作者:まつじ
> ムムム、おいおいおい
○正選、2点/パラサキ、はやかつ
△次点、2点/ですこ、マンジュ
×逆選、0点/無想
生5 作者:不狼児
> 宅配便が届いた。ラベルに生ものとあったので早速あけると、それは恐怖だっ
○正選、0点/
△次点、1点/はやかつ
×逆選、2点/永子、天原
生6 作者:不狼児
> 濡れ鼠が干してある。
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、0点/
生7 作者:ぷっぷ仙人
> ギラギラ太陽の下、ぼくは箸と皿を持ってすべり台の脇に立っている。もうず
○正選、0点/
△次点、5点/パラサキ、天原、空虹桜、あきよ、はやかつ
×逆選、0点/
生8 作者:白縫いさや
> 世界の端っこが崩れました。からからと積み木が崩れるような音を聞きながら、
○正選、3点/きき、神無月芥(2)
△次点、0点/
×逆選、0点/
生9 作者:犬の生活 A to Z
> 東京。とは言え、奥地に入ると、深い森が累々と続くド田舎も未だに残ってい
○正選、3点/黒崎みつき(2)、サトウ水色
△次点、4点/脳内亭、六三、白縫いさや、井上斑猫
×逆選、0点/
生10 作者:黒崎みつき
> 愛する智沙ちゃんから「料理を食いに来い」との内容の電話を貰った。即刻間
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、1点/瀬川潮
生11 作者:サトウ水色
> ごめんなさい。
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、0点/
生12 作者:サトウ水色
> ねぇ、それでどう思ってるの・・・?
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、0点/
生13 作者:マンジュ
> 暗がりはけっして怖るるべきものではない。生暖かな空気と貼りつくような窮
○正選、1点/雪雪
△次点、0点/
×逆選、0点/
生14 作者:無想
> 「こんなに濡れているのよ」
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、1点/空虹桜
生15 作者:AM
> ベランダは三十九度、室内は二十八度です。汗で粘つく皮膚に刃先を入れて、
○正選、3点/脳内亭、永子、空虹桜
△次点、2点/ですこ、はやかつ
×逆選、2点/ぽち、村野孝二
生16 作者:空虹桜
> 北海道もなかなか暑いべ? お盆あたりなら36とか7は行くけど、案外それでも
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、0点/
生17 作者:はやみかつとし
> 誰かに受け渡されたような気もするし、そうでなかった気もする。
○正選、1点/雪雪
△次点、1点/きき
×逆選、0点/
生18 作者:霧生康平
> 生きた肉と生の肉。どちらを先に食べるべきなのだろうか。
○正選、1点/あきよ
△次点、2点/パラサキ、瀬川潮
×逆選、0点/
生19 作者:永子
> ――ミイラには興味ないの
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、0点/
生20 作者:はやみかつとし
> 抗うことによってしか貴方を讃えることができないのです、神よ。
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、0点/
生21 作者:AM
> 明け方に水を飲みたくなって、暗い台所に入った。
○正選、7点/井上斑猫、わんでるんぐ(2)、黒衣、マンジュ(2)、まつじ
△次点、0点/
×逆選、1点/六三
生22 作者:きき
> 天頂を少し西に動いただけの太陽は、120年分の命を背負う者にも容赦がない。
○正選、0点/
△次点、1点/白縫いさや
×逆選、1点/AM
生23 作者:雪雪
> 死に対する組織化された暴力。
○正選、0点/
△次点、1点/黒衣
×逆選、0点/
生24 作者:脳内亭
> ぐいっとひねられた蛇口から飛び出して、水は充ち満ちた笑みをこぼす。つられ
○正選、1点/黒衣
△次点、0点/
×逆選、0点/
生25 作者:無想
> 死のうと思っていた。
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、0点/
生26 作者:黒崎みつき
> 風が強かった。
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、0点/
生27 作者:sleepdog
> むかし、文鳥が私にピーナツを三個要求してきた。理由を訊くと、一個は昨日
○正選、5点/きき、瀬川潮、ぽち(2)、サトウ水色
△次点、3点/永子、神無月芥、黒衣
×逆選、4点/白縫いさや、雪雪、わんでるんぐ、マンジュ
生28 作者:蒼馬ころも
> 僕は半べそをかきながら、何処か遠くからポロポロと転がり出て来るのであろう
○正選、0点/AM
△次点、0点/
×逆選、0点/
生29 作者:ゆっくり大王
> はみ出した白い骨血の臭い鉄の錆に擦りつける唾液に雑菌白血球と闘い破れた
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、2点/黒崎みつき、きき
生30 作者:村野孝二
> 並木道を自転車で駆けていると、頭上を、ワシャワシャ鳴く蝉が次々と木から
○正選、1点/井上斑猫
△次点、0点/
×逆選、0点/
生31 作者:井上斑猫
> 気鬱の病で塞いでいると、猫が散歩の誘いに来た。
○正選、7点/無想、永子、パラサキ、白縫いさや、ですこ、あきよ、はやかつ
△次点、2点/わんでるんぐ、まつじ
×逆選、0点/
生32 作者:ですこ
> 《ゆんゆん》
○正選、0点/
△次点、2点/空虹桜、ぽち
×逆選、0点/
生33 作者:神無月芥
> 「最近息子が入院したのよねぇ」
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、0点/
生34 作者:村野孝二
> 人と、人の形をしたものとに、見境なく声をかける婆さんがいた。婆さんの9人
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、0点/
生35 作者:歩知
> サンキューベイベー!
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、1点/黒衣
生36 作者:あきよ
> 深夜に訪ねてきたのは見知らぬ男だった。僕が扉を開けると、男は何も言わず
○正選、1点/sleepdog
△次点、0点/
×逆選、0点/
生37 作者:瀬川潮
> はたして自殺は罪か否かなどと思い悩んでいたがどうにもとろけるように暑い
○正選、1点/不狼児
△次点、0点/
×逆選、0点/
生38 作者:まつじ
> 特にすることがなくて、怠い夏だった。
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、1点/脳内亭
生39 作者:神谷徹
> 「なまら生麦生米生卵!」と生意気なナマケモノが生々しく訛りながら言った。
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、1点/あきよ
生40 作者:黒衣
> ――生まれてから、一度として全力疾走を知らない。
○正選、1点/脳内亭
△次点、0点/
×逆選、0点/
生41 作者:三里アキラ
> この錠剤のどちらかが「永遠の生を手に入れる薬」。どちらかが「ここで生を終
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、1点/sleepdog
生42 作者:ゆっくり大王
> タイニー、四列、同窓会。ちっちゃな彼女がビール飲んでる僕から数えて右に
○正選、0点/
△次点、1点/サトウ水色
×逆選、0点/
生43 作者:脳内亭
> 首から噛みついたのが先ず。それから鎖骨に歯を当て、まま、ちろちろと。肩
○正選、0点/六三
△次点、0点/
×逆選、1点/井上斑猫
生44 作者:雪雪
> 土の色も植生もとりどりの、方形の大地が整列している。地平線の果てから果て
○正選、2点/瀬川潮、不狼児
△次点、0点/
×逆選、0点/
生45 作者:空虹桜
> 闇夜の虫たちが一斉に啼き止んだ。
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、0点/
生46 作者:天原
> これまでも牛は重力に縛られてこそ生きていられるのだと考えられてきたが、
○正選、0点/
△次点、1点/不狼児
×逆選、0点/
生47 作者:gurico
> 彼がいなくなって3日が過ぎた。私はいつものように8時に起きて彼の存在を探
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、0点/
生48 作者:パラサキ
> 我が家には、無駄に殺生好きな子がおります。
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、0点/
生49 作者:水池亘
> 周りには知ってる人知らない人がずらりと並んでベッドに横たわる僕をじっと
○正選、8点/無想、天原、空虹桜、ですこ、AM、村野孝二(2)、まつじ
△次点、3点/あきよ、サトウ水色、井上斑猫
×逆選、2点/パラサキ、神無月芥
生50 作者:神谷徹
> 透明なガラス瓶の中で、一匹の蛍が黄緑色の目映い光を放っている。少年はし
○正選、3点/sleepdog、天原、白縫いさや
△次点、1点/脳内亭
×逆選、1点/不狼児
生51 作者:犬の生活 A to Z
> 「こういう道筋。ほら。(と、線をぴっぴっと引いて、地図を描く)」
○正選、0点/
△次点、0点/
×逆選、1点/まつじ
従いまして正選王は、正選8点・次点3点・逆選2点の<49生>の水池亘さんに、また、逆選王は正選5点・次点3点・逆選4点の<27生>のsleepdogさんに、それぞれ決まりました。
おめでとうございます。