500文字の心臓

トップ > タイトル競作 > 集計結果 > 第57回:眼球


短さは蝶だ。短さは未来だ。

眼球1 作者:naokin

> よく晴れた木曜日。

 ○正選、0点/
 △次点、2点/アッキー、イマノ
 ×逆選、1点/ツチ



眼球2 作者:波

> あの巨人族の目はぎらぎらと恐ろしげだけれど、実は何も見えていないのだそう

 ○正選、0点/
 △次点、0点/
 ×逆選、0点/



眼球3 作者:まつじ

>  人間があんまり仕様のないものばかり見るので彼らは呆れて皮膚を押し退けこ

 ○正選、1点/三里アキラ
 △次点、2点/吉水巴、きき
 ×逆選、0点/



眼球4 作者:影山影司

>  安心しろ

 ○正選、1点/きき
 △次点、1点/井上斑猫
 ×逆選、2点/イマノ、まつじ



眼球5 作者:黒衣

>  全ての球体は何らかの目玉である、というのを誰かの本で読んだことがある。

 ○正選、2点/吉水巴、まつじ
 △次点、1点/空虹桜
 ×逆選、0点/



眼球6 作者:ヘコKING

> 朝、ジョギングの帰りにふと空を見上げたら、煙が上がる周りに小さな球体がひ

 ○正選、0点/
 △次点、2点/まつじ、imamono
 ×逆選、0点/



眼球7 作者:イマノ

> 二日酔いの朝。

 ○正選、0点/
 △次点、1点/キセン
 ×逆選、1点/瀬川潮



眼球8 作者:sleepdog

>  太古より、かれらは年に数度ある謝恩祭を何より心待ちにしている。その夜す

 ○正選、4点/永子、雨街愁介、まつじ、タカスギシンタロ
 △次点、4点/アッキー、井上斑猫、砂場、雪雪
 ×逆選、0点/



眼球9 作者:ツチ

>  ハンカチもティッシュも、持ってない。

 ○正選、6点/空虹桜(2)、イマノ、黒衣、雪雪、わんでるんぐ
 △次点、0点/
 ×逆選、0点/



眼球10 作者:雪雪

> 声を聴いたと思って目覚めるとそれは錯覚だったが、おまえの眼がひさびさに開

 ○正選、3点/井上斑猫、わんでるんぐ、きき
 △次点、5点/sleepdog、三里アキラ、砂場、はやかつ、キセン
 ×逆選、0点/



眼球11 作者:わんでるんぐ

> ――あら、目元の涼しい良い男。

 ○正選、0点/
 △次点、2点/まつじ、不狼児
 ×逆選、0点/



眼球12 作者:天原

>  目玉のおやじ。まぶたの母。これらの言葉からわかるのは、男が女に守られて

 ○正選、0点/
 △次点、1点/黒衣
 ×逆選、2点/sleepdog、はやかつ



眼球13 作者:不狼児

>  彼の一方の眼玉は野球のボールだった。幼い頃、プロの選手が打ったファウル

 ○正選、6点/三里アキラ、雨街愁介、キセン(2)、imamono、ツチ
 △次点、1点/タカスギシンタロ
 ×逆選、4点/脳内亭、天原、吉水巴、雪雪



眼球14 作者:井上斑猫

>  彼はかすかに微笑みながら手の中の瓶を撫でていた。

 ○正選、1点/瀬川潮
 △次点、2点/雨街愁介、きき
 ×逆選、0点/



眼球15 作者:伝助

>  雨がぼとり、ぼとりと降ってきた。

 ○正選、0点/
 △次点、0点/
 ×逆選、3点/三里アキラ、タカスギシンタロ、きき



眼球16 作者:春名トモコ

>  かつて製粉業で栄えたこの小さな町には、「猫祭り」という五年に一度しか行

 ○正選、2点/砂場、タカスギシンタロ
 △次点、2点/脳内亭、雨街愁介
 ×逆選、0点/



眼球17 作者:砂場

>  ふらりと入った骨董屋で私の目に止まったものは、ビー玉だった。青い、捻く

 ○正選、0点/
 △次点、0点/
 ×逆選、0点/



眼球18 作者:三里アキラ

>  宇宙の遠くの遠くの遠くにある惑星、眼球。地表の大半は水に覆われていて、

 ○正選、5点/sleepdog、天原、吉水巴、イマノ、ツチ
 △次点、3点/はやかつ、imamono、雪雪
 ×逆選、2点/雨街愁介、わんでるんぐ



眼球19 作者:瀬川潮

>  澄んだ黒い夜空に四角い月が浮かび、瞬くかのように色彩を変えていた。せせ

 ○正選、2点/永子、はやかつ
 △次点、2点/吉水巴、タカスギシンタロ
 ×逆選、2点/imamono、黒衣



眼球20 作者:きき

> おまえの死と引き換えに訪れたこの平和な朝が、私にはとてつもなく残酷なもの

 ○正選、0点/
 △次点、0点/
 ×逆選、1点/不狼児



眼球21 作者:タカスギシンタロ

>  わたしは日がな一日縁側に座り、ぼんやり庭を眺めている。わたしの目の中に

 ○正選、7点/脳内亭(2)、アッキー、瀬川潮、はやかつ、不狼児、雪雪
 △次点、4点/sleepdog、空虹桜、永子、黒衣
 ×逆選、0点/



眼球22 作者:根多加良

>  オレのハードディスクにはいつのまにかたくさんの日記が入っている。オレの

 ○正選、0点/
 △次点、1点/アッキー
 ×逆選、0点/



眼球23 作者:空虹桜

>  カウンタ席とはいえ、誤ってカップルの隣に座ってしまった。回転してる鮨屋

 ○正選、0点/
 △次点、0点/
 ×逆選、1点/キセン



眼球24 作者:吉水巴

>  恋人を疑うことを知ったその日を境に、彼女の片目は膨らみ始めた。しかし彼

 ○正選、5点/sleepdog、アッキー、砂場、imamono、黒衣
 △次点、2点/脳内亭、わんでるんぐ
 ×逆選、0点/



眼球25 作者:脳内亭

>  反抗だったのさと、その盲目の詩人は云う。

 ○正選、0点/
 △次点、0点/
 ×逆選、1点/永子



眼球26 作者:キセン

>  最近、自分の眼球を装飾することが流行っている。名付けてアイキュア。中心

 ○正選、0点/
 △次点、2点/永子、ツチ
 ×逆選、0点/



眼球27 作者:アッキー

>  いま、地球人は選択を迫られていた。

 ○正選、2点/天原、井上斑猫
 △次点、2点/三里アキラ、イマノ
 ×逆選、2点/空虹桜、砂場



眼球28 作者:銭屋龍一

>  思いは見えない。

 ○正選、0点/
 △次点、0点/
 ×逆選、0点/



眼球29 作者:はやみかつとし

>  風景は果てしなく続いているようでいて、地平線までがこの世界のすべて。こ

 ○正選、1点/不狼児
 △次点、0点/
 ×逆選、1点/井上斑猫



眼球30 作者:瀬川潮

>  澄み渡った黒い夜空に四角い月が浮かび、瞬くかのように色彩を変えてせせら

 ○正選、0点/
 △次点、0点/
 ×逆選、0点/



眼球31 作者:雨街愁介

> ――釣りですか。ならば隣で私も釣らせてもらってよろしいですかな。……いや、

 ○正選、0点/
 △次点、0点/
 ×逆選、0点/



 従いまして正選王は、正選7点・次点4点・逆選0点の<眼球21>のタカスギシンタロさんに、また、逆選王は正選6点・次点1点・逆選4点の<眼球13>の不狼児さんに、それぞれ決まりました。
 おめでとうございます。