> ―――何か、聞こえる……

　○正選、２点／モカ、きき
　△次点、０点／
　×逆選、２点／三里アキラ、フルヤマメグミ

> 　鯨飲で知られる劉伶、字は伯倫は、酔えぬのか鬱々としていた。

　○正選、１点／フルヤマメグミ
　△次点、１点／きき
　×逆選、０点／

> 気が付くとかれはコンビニのビニール袋を左手に提げブラブラさせながら都電の

　○正選、１点／五十嵐彪太
　△次点、１点／武田若千
　×逆選、２点／たなか、白縫いさや

> 　暗く湿る鍾乳洞を奥へと進む我々の前に、突然回転扉が現れた。手をかけると

　○正選、０点／
　△次点、０点／
　×逆選、０点／

> カタカタカタカタ、カチッ

　○正選、１点／麻埒コウ
　△次点、０点／
　×逆選、１点／マンジュ

> 　お問い合わせありがとうございます。カスタマーセンターの小泉と申します。

　○正選、０点／
　△次点、５点／きんぎょうり、脳内亭、加楽幽明、砂場、武田若千
　×逆選、０点／

> 何の音だ？　車の音ですよ。会社に行くんです。

　○正選、０点／
　△次点、２点／ハカウチマリ、たなか
　×逆選、２点／モカ、麻埒コウ

> 　志の果てに剣折れ、彼は終に斃れる。

　○正選、０点／
　△次点、１点／モカ
　×逆選、０点／

> キュイ～ン、ドスドス……ブハッ、グワッグワッグワッ、ゴボッ！

　○正選、２点／たなか、マンジュ
　△次点、１点／瀬川潮♭
　×逆選、０点／

> 　こけこっこぅ。こっこっこっこっ。

　○正選、０点／
　△次点、１点／砂場
　×逆選、０点／

> ふー。ふー。ふーー、ひょろ　ひょろ　ひょろ　ひょろ、ろ　ろ、ろろ　るる、

　○正選、０点／
　△次点、１点／空虹桜
　×逆選、１点／きんぎょうり

> 　白と黒との境界に、一本の弦を張る。中心の一点において交わるようにして、

　○正選、４点／三里アキラ、ハカウチマリ、秋山真琴(2)
　△次点、４点／空虹桜、神籬凍矢、五十嵐彪太、はやかつ
　×逆選、０点／

> 聞こえないの？はっと見開いた目に抑えきれずにじむ憐れみ、口元には微かな優

　○正選、４点／三里アキラ、ハカウチマリ、秋山真琴(2)
　△次点、４点／空虹桜、神籬凍矢、五十嵐彪太、はやかつ
　×逆選、０点／

> 　ザッ、ザッ、ザッとシャベルが小気味良い音をたて、リズミカルに土を掘って

　○正選、０点／
　△次点、０点／
　×逆選、３点／きき、加楽幽明、武田若千

> 『ジャララララララン』

　○正選、０点／
　△次点、２点／脳内亭、マンジュ
　×逆選、１点／秋山真琴

> 時折聞こえてくるものがある。記憶の底から研ぎ出された、石のかけらのような。

　○正選、１点／はやかつ
　△次点、１点／秋山真琴
　×逆選、２点／五十嵐彪太、砂場

> 　雨音に混じってびたびたぼとぼとと屋根に何かが当たるような物音が聞こえて

　○正選、１０点／空虹桜、きんぎょうり(2)、モカ、麻埒コウ、たなか、加楽幽明、武田若千(2)、マンジュ
　△次点、６点／まつじ、ハカウチマリ、神籬凍矢、白縫いさや、五十嵐彪太、はやかつ
　×逆選、０点／

> 　俺は知らない。妻がなぜ殺されなければならなかったのか。

　○正選、０点／
　△次点、１点／フルヤマメグミ
　×逆選、１点／まつじ

> 　スクリーンには、萎れていく妻に悪戦苦闘する薄幸そうな男の姿が、映し出さ

　○正選、２点／瀬川潮♭、美土里
　△次点、２点／まつじ、井上斑猫
　×逆選、０点／

> 瞳を持たぬものが沈黙（やみ）の中にうずくまっている。複雑な物想いに耽って

　○正選、１点／ハカウチマリ
　△次点、１点／美土里
　×逆選、１点／空虹桜

> 　何と読むのかは判らない英語の綴られたブリキ罐にはクッキーが這入っている。

　○正選、３点／脳内亭、白縫いさや、美土里
　△次点、０点／
　×逆選、０点／

> ただひたすらに蹲って、世界が終わるのを待っていた。

　○正選、０点／
　△次点、０点／
　×逆選、０点／

> 　二人が小振りの鍋を囲んでいた時でした。最後の大根を挟んだ男の箸がぴたと

　○正選、１点／まつじ
　△次点、１点／美土里
　×逆選、０点／

> 　家の奥から問う声に、猫ですよ、と応えて窓を閉める。ガラスの向こう、人の

　○正選、５点／井上斑猫、神籬凍矢(2)、白縫いさや、五十嵐彪太
　△次点、１点／加楽幽明
　×逆選、０点／

> 　さっき急いで食べた料理をよく咀嚼しなかったのが悪かったらしい。おかげで

　○正選、０点／
　△次点、０点／
　×逆選、０点／

> 隣の部屋で宮沢賢治とみさくらなんこつが罵り合ってるみたい。

　○正選、２点／フルヤマメグミ、井上斑猫
　△次点、０点／
　×逆選、０点／

> …しかし彼らが聴くのは、可聴域外の超低周波音の上に積み重なった倍音成分の

　○正選、０点／
　△次点、０点／
　×逆選、１点／ハカウチマリ

> 　浦島太郎は、つとめて気にしないようにしていた。

　○正選、０点／
　△次点、１点／井上斑猫
　×逆選、０点／

> 　もうすぐパレードがやってくる時間だ。

　○正選、３点／空虹桜、麻埒コウ、はやかつ
　△次点、１点／白縫いさや
　×逆選、２点／瀬川潮♭、井上斑猫

> 「何の音だ」ということは音について書かなければいけないということです。い

　○正選、１点／脳内亭
　△次点、０点／
　×逆選、２点／神籬凍矢、美土里

> 　夕焼け茜空の雑踏を歩いていると周囲の景色が加速的に色褪せ、比例して人々

　○正選、１点／砂場
　△次点、０点／
　×逆選、０点／

> 　「ふぅ」と最後の猫が唸る。痩せたキサキは目を瞑ったままだ。

　○正選、３点／瀬川潮♭、きき、加楽幽明
　△次点、１点／麻埒コウ
　×逆選、０点／

> 「ズボンどっか行った！」

　○正選、１点／砂場
　△次点、１点／フルヤマメグミ
　×逆選、１点／はやかつ