500文字の心臓

トップ > タイトル競作 > 作品一覧 > 第03回:懺悔火曜日


短さは蝶だ。短さは未来だ。

懺いよ、魂の引き継ぐ罪を
悔いよ、日々の行いを
火は、消える事ない魂の業
曜やき、蜉蝣のように淡く見え隠れするそれは
日常に途切れることなく。だからこそ、今日いう日に・・・



火曜日は僕にとって懺悔の日かも知れません。
バイオリズムの感情危険日がいつも火曜日だからです。
バイオリズムというと知らない人が多いと思うので説明しますと、
人にはそれぞれ好調不調の波が有る。
身体は23日周期、感情は28日周期、知性は33日周期。
1サイクルの中に2回危険日があります。
感情は2週間毎に危険日が回ってきます。僕の場合は隔週の火曜日毎に。
感情危険日には心がイライラします。過去のことを後悔したりします。
隔週の火曜日は懺悔の日。懺悔火曜日。



 そこはまるで白い密室だった。
 ためらいはなかった。
 私は、ゆっくりと様々なコードや器具に繋がれた身体に歩み寄った。
 ためらいはなかった。
 私は手を伸ばし、スイッチを切った。それは、あまりにもたやすかった。
 一瞬の空白。
 後に続くのは、ピーっという機械音。
 やがて訪れる、恐ろしいまでの静謐。
「……もう、苦しまんでええよ」
 気のせいだろうか。
 目の前に横たわる身体が、わずかに動いたような気がした。
 私は、確かめるためにそっと手に触れてみた。
 動いた。動かなかったはずの、その弱々しい指が。
 ああ、生きていたのだ、この動かない肉体は。たしかに、生きていたのだ。
 その指は、私の手に小さな爪痕を残して、もう動かなくなった。
 きっと、もう、二度と。
 涙は、出なかった。
 ためらいはなかったはずだった。
 ただ、残された爪痕が、静かに私を責める。
 今日は、火曜日だった。



 泣き叫ぶことならひとりでできる。だけどあんたにはそれができないので、黙ってパンケーキを焼く。平たい皿の上にどんどん積み上がるパンケーキ。冷蔵庫を空にして、あんたを空にして。できあがったパンケーキはどんなにシロップをかけても苦い。あんたは一口も食べない。そしてあたしの帰りを待っている。
 わかってるの? あんたのパンケーキを食べてあげるのはあたしひとりなんだよ。わかってるの?
 あんたはふわふわと軽やかに部屋のなかを漂っている。コケティッシュな笑顔で世の中をうまく泳いでいるつもりでいる。あたしはあんたの排出物をがつがつ飲み込んで身動きもできないぐらい醜く太り続けるばかり。でもあんたはあたしを離せないでしょう?
 わかってるの? 誰が可愛いあんたを養っているか、わかってるの?
 あんたが自分をどんなに飾りたてたって、ほら、あんたの目には見えるでしょう?
 そうしてあんたのかわりにあたしが嘆いてあげる。大声をあげて泣き叫んであげる。
 そうしてあんたはいつもどおり綺麗。



月曜と木曜に「燃えるゴミ」をだします。
「燃えないゴミ」は金曜日。水曜日はビン、カン、段ボールなどの「資源ゴミ」です。市の条例によって決められているのですから守りましょう。
さてこの度残された火曜日は「罪」を捨てる日となりました。
市の条例により決して日の出後に出さないで下さい。深夜0時〜4時の間。市章の入った市指定の箱にお入れ下さるようお願い致します。月の見えない晩はなにがおこるかわかりませんから細心の注意が必要です。
あ、そこのお父さん「生ゴミ」は木曜日ですよ。



 遠雷の音が聞こえる。10年前と比べると、空は明らかに低く重くなっていた。この数年空が晴れたことはなく、それはまるで春の雪のように、得難い自然現象となっていた。地表は見渡す限り地平線までくすんだ緑色に覆われている。草原を渡る風は毒を孕んで冷たい。

 地平の向こうで小さな光球が膨れていく。何処とも知れぬ都市に落ちた、あれは原子の光だ。数分遅れて小さな地響き。淫楽に耽る私達の頭上に落ちた、あれは幾つめの天の火だったのか。

 小さな白い灰色の部屋で寝起きしている。テーブルにはパンと牛乳。ベッドからは饐えた臭いがする。死に瀕した形骸のような体でも、こんなに生命の臭いを発することが不思議だ。告解室と名付けられた隣室には妻がいる。今日は火曜日。今ごろ妻は糜爛し腐敗した体を膨張させ、苦しんでいるだろう。菌糸類に体表組織を蝕まれ、喉頭を膿汁の滴り落ちる感触を、明瞭な意識で受認していることだろう。

 一日の細細した仕事を終えて告解室に行くと、妻は既に冷たくなっていた。手を触れれば崩れそうな、その肉塊を麻袋に入れて埋めに行く。ようやく地平に姿を現した太陽が、地表を赤く染め上げる。世界が毒々しい血色に満たされるこの日没の時だけ、太陽の存在を確認できる。

 妻は祈った。世界の罰を全て我が身に背負うことで、我々の罪を許してもらえるようにと。永遠に苦痛と咎を引き受ける、これが彼女の贖罪。明日水曜日になれば、地に埋められた妻の体から、また新しい妻が産まれる。そして贖罪の一週間を過ごすのだ。

 遠くでまた一つ、罪が光った。



 ホテルの簡素な一室。男が二人いる。遅い目に起き出し身支度を済ませる。アール・グレイが淹れてある。香りが良い。テーブルにはティー・カップと灰皿。湯気と煙は見えなくなってから混ざる。
 一人が鞄の底にあるペンをを探し当てる。金属のぶつかる音がして、彼は漸く抜き取る事が出来る。胸ポケットにある青いペンの事は忘れているらしい。ベッドにある読みさしの新聞を取り上げ、見つめる。似顔絵を描き始める。あんたの顔、描きやすいんじゃねえかと結構。画材が良くねえ、モチーフは素晴らしいがな。煙りをたっぷり吐き出す。表情は動かさず、ともすれば昨晩の匂いを反芻している。
 舌打をする。全然似てないのだ。俺、こんなにハンサムじゃねえよ。と。葉巻を燻らせる。ペンを胸ポケットに入れる。こうして彼の胸ポケットはペンだらけになってしまう。苦笑いをしながら新聞を皴くちゃにする。捨てる。
 数週間に及ぶ綿密な下調べにおける大胆な計画。祭の最中というのが却って盲点になる筈だ、と彼らは考える。少なくない人が神に召されるだろう。落ち着かなくてはいけない。彼らは盗掘に出掛ける。今夜。



 あたしと彼の職場は、月曜日が休み。彼の妻の職場は、土日が休み。だから、デートは毎週月曜日。
「インテリぶった嫌味な女でさ」あたしを抱き寄せ、妻の悪口。「休みの日にのんびり過ごすには、お前みたいな女がいいよ」

 ある月曜日、彼の妻が踏み込んできて、あたしたちのことがばれてしまった。

 翌日の晩、彼女はあたしを自宅へ呼びつけた。テーブルの上には、和洋中華のごちそうがずらり。
「明日から海外出張でしばらく留守にするの」彼女は愛想よく、シャンパンを開けた。「だから、今日は懺悔火曜日というわけ」
 はあ。出張前に、あたしたちに懺悔をさせるってわけですか。
「あら?わからない?残り物を片付けちゃおう、ってこと。キリスト教に関係がある言葉なんだけど」
「そっか、欧米の文化に興味がない方は、ご存知ないわよねえ、懺悔火曜日なんて。ごめんなさいね、ついいつものクセで」
 知るわけないじゃん。ええ、どうせあたしは馬鹿。だけど、そんなにインテリぶってるから、旦那に浮気されるのよ。
 そっと彼を見た。すると、あたしの知らない「インテリの夫」の顔で、彼はにこやかに相槌を打っていた。



Shrove Tuesday? フランスではMardis Gras?

さぁ、私にはわからない。

ああ、ゲイのお祭りなの。

なんで関係あるの?

え、あの人と行くから?

それが?

察してくれって?

……。

あ、私は要らないのか。



その村を襲った飢饉の波は、とうとう山の麓に住む爺さまと婆さまの所まで押し寄せてきた。どこまでも荒れ果てたこの村から、すでに人影は絶えていた。
この度ばかりはもう打つ術がないと観念した。
「婆さま、ありがとうよ」
声にならない呟きを吐いて、爺さまは手を合わせたまま事切れた。
残された婆さま、虚ろな目で長い間じっとそばに蹲っていたが、やがてよろよろと立ち上がると、包丁を握って返ってきた。
包丁はそのまま爺さまの心の臓を貫いた。切り開かれたあばら骨の隙間から、婆さまは肝を抜き出して、歯のない口の中に押し込んだ。もう長い間、婆さまの口には食べ物が入っていない。
壁に塗りこんだ麦わらを抉り出して口にしてからでさえ何日も過ぎていた。
食い物に対する怨念に燃えたぎった婆さまの体は、魂が抜けた後もなおがつがつと爺さまのはらわたを喰らい続けたという。



あらゆる苦痛をフィードバックしてもらうため火曜日は歯医者に行かなくてはならない。



 月曜日に空を見上げると、なんだかよくわからない黄色いものが無数になっている。それを見ながらせんべいを食べるととてもおいしい。火曜日は右手の小指と左足の踝が貼り付いて剥がれない。煙が出てきてせきこみっぱなし、苦しい苦しい。水曜日はからなず13センチの水深で、ワインが町を浸している。呑んでも呑んでも13センチ、夜になるころにはすっかり気分が良い。木曜日は裏庭で緑が囁く。歌声のような、宝石のような。そんなときは、公園に行くと皆がじろじろと見てくれるから、とても鼻が高くて、思わず嘘をついてしまう。金曜日は両替機が部屋に届く。何処から何を居れたら良いのか、わからないけれど、遠いお城の王女様みたいな気分。土曜日は何も見えない、温かくて、橋の中。渡っていく人達は知っているけど見ないふり。ありがとう、感謝します。そして最後に、日曜日。真っ白、ふわふわ、夢心地。これで一週間、くりかえしくりかえし。なんてことを、人様に言うと「いちにち苦しい日があって、かわいそうね」って言われるけれど、実は火曜日がいちばん楽しい。ざまあみろ、神様。



 Jが隣のじぃさんを殺したのには、わけがある。
 一、じぃさんが一人で寝ていたから。
 二、じぃさんの一族はJの一族の仇だったから。
 三、なんといっても、じぃさんは隣の家の主だった。

 Jはじぃさんの首を絞めた後、本当に死んでいるか、じっくりと観察した。じぃさんの体を葬ってやったのは、当然のことだ。じぃさんの体も、じぃさん一家の家も、よく燃えた。
 そこへ、Jの父と母の撲殺から、じぃさんの家の三男が戻ってきた。三男は、燃える家をながめていたJの首根っこをふんづかまえると、警察署につれていった。もちろん、Jの意識がなくなるまで殴ってからだ。
 凶悪な少年事件に対するスピード判決の結果、Jは死刑にされることが決まった。刑は、判決の翌日に執行された。
 弾丸は、いつものように肉にめりこみ、厚い筋肉の固まりを貫通した。そして、そのまま雲をかけあがった。すぐに霊体になったJが追いかけると、弾丸は天国の扉を二回ノックして、まっさかさまに落ちていった。



 『ごめんね。』
 心の中で、聖二にあやまった。

「ゆかさん、また会おうよ。」
 ストッキングにつま先をもぐり込ませながら、あたしは眉を寄せた。
「ダメ、次はなし。」
「なんでだよ。」
「あたし、来月結婚するの。」
 真はギョロギョロと見開いた目で、あたしを見つめた。こっちも負けずに、にらみ返す。しばらくそうしていて、真はやっと信じたみたいだった。
「じゃあなんで、こんな事すんだよ。」
「うん、‥なんとなく。」
「独身最後のアバンチュール、かぁ。」
 真は年に似合わず、古くさい言い回しで言った。
「それじゃね。」
 ホテルを出ると、時間のせいか、東京にしては気持ちのいい朝だった。
 自分でも、どうしてこんなことをするのかわからない。聖二のことは大好きだ。愛してもいると思う。だから結婚したら、もう絶対にしない。きっと。
「仏の顔も三度っていうし。」
 急に思いついて、通りからそれて路地に入った。まだ六時半すぎ。あのマンションの奥に、聖二の気に入ってるパン屋がある。これから二人で、朝ご飯を食べるのにちょうどいい。
「ごめんね。」
 焼きたての、バターの香りをかいでいたら、ふと口をついて出た。誰に言ったわけじゃない。本当にただ、それだけ。



彼等は静脈に、すこ〜しずつ注射針を刺しこむ。
少ししかないチョコレートを、細かく分けて食べるように、何度も何度も刺しこむ。
「あー・・」女はため息。
「・・ンか〜っ!!っと、おっと。」男は陶酔。
「馬鹿だよねえ。」「へい。」
突然、女は横にあった酒瓶を男の頭に打ちつけた。
男は倒れた。

しばらくして、男は気がついた。
「お前、なんであんなことしたんだ?」
おかしそうに微笑みながら女が答えた。
「なんとなくやりたくなったのよ。」
「お前・・・。」
しばらく間があいて男が口を開いた。
「俺はお前が好きだ。」
「クソッ・・!」
「人生なんてくだらねえ。」
女は胸をひらいて見せた。
「馬鹿ね。だから楽しいのよ。」
「・・ケッ!」
中央線の走る音がガードの振動でつたわる。
つられるように2人は外に出る。
2人はマルボロに火をつけた。
ホームに向かった。
「帰れよ。」
「イヤ。」
男はフンっと鼻をならした。
「人生なんてくだらねえ。」
午後6時32分、電車に乗った。
「俺はお前が好きだ。」
「あら、どうして?」
「くだらねえからさ。」
「だから楽しいのよ。」
周りの人間をさして男が言った。
「ここにいる奴は全部ゴミだな。」
「俺もだけど。」
「お前はゴミ袋だ。」

「じゃあ、入れば?」
「ああ。」
女は車中の乗客をまったく気にせずに、また胸をひらいた。
男は抱きかかえて舐めだした。
「馬鹿でしょ?」女が聞いた。
「そうかもな。」
「だからそれでいいのよ。」
男は舐め続けている。乗客は少しその場を避けはじめた。
「やっぱり俺はお前が好きだ。」
「フフフ・・あたしもよ。」



フィリップ:この物語の主人公。
      数えきれないほどの罪を重ねたあげく、
      神に見放された男。
          

フィリップは、これまでに犯した罪のすべてを打ち明けた。
−−それを聞いた神は、フィリップを許した。


フィリップは、次の火曜日のカーニバルにおいて花形になった。
−−神は、フィリップを祝福した。


フィリップは悪党に戻った。
−−神は、しばらくフィリップを待った。


フィリップは次の年も、罪のすべてを打ち明けた。
そしてカーニバル、奴はまたしても花形になりやがった。
−−神は、仕方なくフィリップを、許し、祝福した。

神とは?  懺悔とは!?



「・・・懺悔火曜日は、今日か・・・」

一瞬、私は木魚を叩く手を止めた。
いかん、いかん。
今は、悲しんでおられる御遺族のためにも、
このまま読経を続けねばならんのだ。



3月31日
締めきりが迫っています。

あぁぁ…。
救われるとは思わないが、自ら神に告白だけはしておこう。
「火曜日っていうのがね、イメージがでないんです、時間は掛けましたよ、それなりに、凡人なんですね」

今年も、
桜の開花の便りが聞こえてきた。
桜、桜か、散華か。



 かつては破竹の勢いでヒット曲を連発し、オリコンの上位を常連然として賑わせていたミュージシャン 〜「Dと言うグループ」のリーダーとして有名であるが〜 のN氏はこの所スランプに苦しんでいた。
 以前の、人気がピークを迎えていた頃の作品をベースにしつつ、人目を引くタイトルの新曲を作りたい、と言うのが彼の希望である。
 相談を受けたワタシが彼に与えてみたアイデアはこうだ。
「『懺悔は火曜日』ってのはどうかな。以前のヒット曲の続編として、歌詞やコード進行も「あの曲」を反映したモノに仕上げるのさ。」
 彼は憮然とした顔つきを崩さぬまま帰っていったのだが、その数ヶ月後に発表された同名のシングル曲が初登場でチャートの上位に食い込み、あまつさえ
「Dのこれまでの作品の中で最も売れた作品」になろうとは、N氏は勿論、このワタシですら予想もしていなかった事である。



 眠れぬまま闇をながめていると、奇妙なオブジェが見えてくる。それは小さな鎖のようで、コンピュータ内部の数字の0、その羅列を撫でる視点のように廻転しながら、ゆっくり視界を横ぎっていく。そしてどんどん速度をあげながら視界の端に消えてしまう。無理に目をそらすと鎖もその地点に現れ、そこからまた移動をはじめる。

 ガンで睾丸を失くし、強壮剤なしでは勃つことすらままならぬ。そうなってみて、ルネはそれがじぶんのDNAだと確信した。それから彼は、けっして女役をやらなくなった。

 ルネはいま鎖を思いうかべている。その脳裡に0の羅列と赤いノイズがいりみだれ、優雅なダンスを踊っている。マルコは──彼は子供好きで、孤児院に里親の申請をするのだがやんわりと却下されつづけている──いま彼はなにも考えていない。
 男たちの熱い息が漏れこぼれる部屋に、マルディ・グラの月明がさっと差し込み、ふたりの肉体を一瞬、聖母子像のように光らせる。



僕は今日も沢山の人々に出会った。
ひげ面のおっさんから綺麗なOLまで、
みんなが僕を見つめてその前に座る。
しかし、今日は「ごめんなさい」っと
誤るしかない。
気合を入れて見つめるお兄さん、
ミニスカートで脚をくみ上げるお姉さん、
たばこを咥えるおじいさん、
そしてパンチパーマのおばさん、
皆最後は剥れて僕の前を去る。
「ああ〜っつらい。」
皆の期待に答えられない。
でもあさってなら僕は皆を喜ばせることができるのに。
そして、皆の記憶に僕は残りたい。
さもなくば僕はこの世を去るべく
夢の島に運ばれる。それがこの世に生まれた僕の運命さ。
そして今日も銀玉を飛ばしまくる。
でも、「今日はごめんなさい」
そう僕はパチンコ台
明日に希望を残す銀の玉が泳ぐ水槽。



 床屋さんはどこで散髪しているのかというと、床屋さん専用の床屋さんがあるのです。腕はかなりいいみたいです。しかも同業者ですから、お客さんも店主を信頼し、いろんな相談がもちこまれます。だから、いつのまにか床屋さんの相談所みたいになってしまいました。
 火曜日。店主は「供養してくれ」と持ち込まれた耳や鼻を処分します。陰鬱な気分です。それは燃えないごみの日に燃えるごみを出してるせいではなく、月曜日に床屋を営業しているという後ろめたさなのでした。