500文字の心臓

トップ > タイトル競作 > 作品一覧 > 第15回:観察する少女


短さは蝶だ。短さは未来だ。

 あるとき、地を響かせて街の真ん中に、銀色の檻が落下してきた。その中には透明な水晶のようなものがあった。水晶の中に影が揺らめくのを近所の子供が発見した。影はみるみるうちに人の形となり、大きくなったり小さくなったりする。影が女の子のような姿をしていることから、檻そのものがいつしか「エミリア」と名付けられた。エミリアは毎日毎日ひたすら影を映写し続けた。それは何人もの子供が生まれ、成人し、いつしか年寄りになって死ぬあいだ一日たりとも変わることがなかった。エミリアはいつしか、街の名前になった。そしてまた、何世代もの人間がエミリアの前を通り過ぎていった。そのころには、もうこの街はエミリアによって生かされているのだった。エミリアが影を映さなくなったとき、この街という影もまた、無くなってしまう。エミリアは街の真ん中にあって、街そのものであった。



わかった。止まったら言うわね。

ところで昨日何を食べたんだっけ、ツナサラダ半分食べたところで気分が悪くなったから横浜に電話して「タスケテ」って言ったら「征露丸でも飲んで寝てろよ」って冷たくあしらわれてサ。「3.5.......3.5.......3.6.......アスパラガス、グリーン.....」プンスカ怒ってたらなんだか気分良くなっちゃったからマリエ誘って新小岩に出て「くり亭」でローストビーフを食べようかってことになったんだよね、確か。「3.4.......3.5.......3.3.......オレゴン。ライト」で、前菜に出たアスパラがムっちゃおいしくってさァ。「3.3.......3.3.......3.2........3.2......2.9......ウイスコンシンで停止。」でもマリエは、こないだあたしのブラを買いにいった時のコトがあるからね。いいの。これはこれで。ホント、あたしってヒトをよく観てるって言われるよね。あ、止まったよー。



女の子が一人で遊んでいる。それを見つめるもう一人の少女。

遊んでいた女の子はやがて自分を見つめる少女に気が付く。そして笑いかけて近付いていく、少女も笑い返す。言葉を交わすことなく二人は一緒に遊び始める。女の子は自分の名前を教える。そして、あの少女の名前を教えてもらう。
『チャチャポーヤ』それが少女の名だ。

「ねえ、おばあちゃん。チャチャポーヤって知ってる」女の子は尋ねた。
「チャチャポーヤ」老婆は少し驚いたが表情には出さずいつもの優しい目で女の子を見つめた。
「ねえっ知ってる」女の子も負けまいとシツコク尋ねる。
「ああ、知ってるとも。雲の人というんだよ」老婆は女の子を優しく抱いて頭を撫でてやった。
「雲の人ってどんな人」女の子は老婆の胸に顔をうずめながら、さらに尋ねた。
「それはねえ・・・・・・」老婆と女の子の住む家の明かりはインカの道を照らす。その光はマチュピチュの丘の上にある小さな像に届いた。そう、あのチャチャポーヤに。



 足がもつれて転ぶ。僕の上を列車が通り過ぎる。顔をあげると遠くで少女が歌を歌っている。近付いて一緒に歌おうかとも思ったが僕は音痴で、歌の邪魔をしてしまいそうだ。
 少女の背中越しで牧羊犬が三匹、順番に羊を飛び越えている。丸太の柵の脇で寝ているひときわ大きな羊に、子供がふたり腰掛けている。ここからでは良く見えないけれど、きっと小さな男の子と女の子。女の子が花でネックレスを作っているのを男の子が見ているのだ。
 大きな影が差す。見上げると歌っていた少女がしゃがんでいて、こちらをじっと見下ろしている。スカートは長いから中は見えない。いきなり巨人みたいな大きさになっているのだ。本当は触りたいんだけど、何となく手を出さないでいる風に見えなくもない。けど僕じゃなくて、線路の枕木の並び方とか自分の影を見ているのかも、まだ判らない。何か恥ずかしい。線路に敷いてある石たちを分け出てたんぽぽが一つ黄色い。
 だって僕の姿は少女には見えない。いつの間にか少女はどちらかの子供の母親になっている。微笑みながらふたりに歌いかけている。きっと、まだ列車というものに乗った事がなくて遠くの街の事を周りからの話だけを頼りに想像しては、それを子供たちに聞かせてやっている。僕は次の列車が来たら、また遠くに行かなければいけないと思う。僕に列車は必要ないけれど。



街角のたばこ屋のお婆さんと孫娘。いつも揃って店番をしていた。
店にやってくる毎日の風景。日雇い風の男に、買物帰りの主婦、道を尋ねる女学生、紳士服の男、詩人、町会長…。

月日は煙に乗って流れた。

店にやってくる毎日の風景。日雇い風の男に、買物帰りの主婦、道を尋ねる女学生、紳士服の男、詩人、町会長…。

一日が終わる。詩人に愛を告白された孫娘は、戸を閉めて一服。



 レジはライトで煌々と、スーパー内でも特に明るい。その向かいの台に腰かけて、少女は足をぶらつかせる。
 ガチャッ。
 チーン。
「合計、¥2306です」
 若い女性は千円札を3枚、さらに1円玉を加えようとする。小銭を増やしたくないのだ。
 だがレジは3千円でさっさと会計し、女性は無言で1円玉を引っこめる。
 隣のレーンでは、男が乾電池1パックに領収書を書かせている。
 店員は慣れていない様子で遅く、大渋滞の客の視線に男は背中で辛抱している。
 少女はその混雑を見てなにやら楽しそう。そのとき。
「お嬢ちゃん、邪魔になるから、おどきなさいね」
 と知らないおばさん。少女の座っているのは、お客が買った商品を袋に入れる台で、じっさい邪魔なのだ。だがその銀ぶち眼鏡をまったく無視して少女が見るのは端のレーンの青年の客。
 虚弱っぽい青年は指が触れないよう、そうっとお金を渡す。
 そしておつりを受けとるべくオズオズと手を。
 女性店員ウンザリ顔、受け皿におつりをザラリと置く仕打ち。
 逃げるよう向きを変えた虚弱の視線のぶつかったのがニヤリと嗤う少女の目玉。その少女の肩に銀ぶち手をかける。「ほら、どきなさい。邪魔なんだから」
「ウチの子になにすんのよ!」とつぜん横から突きとばす女。「あっママ」少女はニッコリ微笑んだ。
 眼鏡を探すおばさん尻目に、手をつないで夕暮れの街へと帰っていった。



 少女の目が僕に向けられている。
 変化に気づいているのだ。
 見逃さないように。
 僕が恋に落ちる瞬間。



 翡翠色に光っている。傷ひとつない瞳。初潮前の少女のものだと一目でわかる。高額であることは問題ではない。それよりも、まなざしの強さのほうが気にかかる。
 展示された眼球が鈍く動く。その瞳が映しているのは私の拍動だ。気づいたのか。そうだ。魅入られたのは私のほうだ。私は小切手を切る。私の動作に合わせて眼球が鈍く動く。瞳の光彩の動きに合わせて、惜しみなくゼロを追加する。それだけの価値があるのか。私が問いかけたところで眼球は答えない。ただ、私の動きをひとつ残らず観ているだけだ。いいだろう。私はサインする。ガラス瓶のなか、透明な液体のなかで生きながらえる眼球を綿で包み込み箱のなかに固定し、車の助手席に座らせる。鈍く動くのがわかる。私がおまえに心囚われたのがわかるのか。私は車を運転する。私がわかるのか。鈍く動く。
 決めた。この眼球はこのまま愛でる。人形の瞳の部分には、ガラス玉でもはめ込めばいい。こいつはひとり生きている。生きて、私を観ている。
 まるで、こいつが私を生かしているかのように。愛でられる。
 鈍く動く。



雀が起きる少し前に、一人の少女が今日も栗東の町を走り抜けている。少女は一定のリズムで呼吸しながら目的地まで走り続ける。少女の体が熱く薄っすらと蒸気を放ち始めたころ、少女の周りには四足の究極の美と呼ぶに相応しい生き物が、生命を懸けたトレーニングを始めていた。少女もその生き物に跨り、共に同じ風を感じている。
風が終わった後も少女は何かをずっと見つめていた。その視線の先にはあの美を極めた者達が風を作り出していた。
その者達の呼吸、足音、そして体から放つ熱が、少女の目から続々と入り血液に流れ込んで体中を駆け巡る。
少女は言った「それを感じ盗るまで私はいつまでも見続ける」と。
私は最後まで疑問を抱いたまま少女に問い掛けることも出来ずその地を離れた。そして次に少女を見た時、その意味が分かった気がした。
少女はあの者達に跨り、緑のウイニングロードに風を創りあげた。その姿は美と同化しているかの様なとても輝かしく暖かい光景だった。私は少女に尋ねた。
「探し物は見つかったみたいだね」少女は答えた。
「いいえ、でもひとつだけ『生きている』てこと。ですよ」
あれから私は少女に会う機会がないが、きっと今でも・・・。



 みけんにシワを寄せて、難しい表情で何を考えているんだろう。
 ワタシは「あ」とか「ん」とか吐息をこぼしながら、おじさんの顔を薄目をあけて盗み見る。
 今まで何十人のおじさんのお相手をしてあげてるけど、みんな決まって真剣に腰振ることに専念している。
 目を閉じてじっと悟りをひらくエライお坊さんのように集中して集中して、その瞬間のためだけに頑張っている。
 奥さんや子供が見たらどう思うんだろう?
 もしワタシの瞳がデジカメだったら、メールに添付して送っちゃうよ。
 あなたのだんな(お父さん)はお外でこんなに頑張ってますよって。



 水族館の地階にあるカフェにて、私のセリフから始まる。
 「あの、ふたりって、どこかで見覚えない?」こんな具合に。

 間違いない。絶対に、そう。
 あの、悪名高き「Kidz on the bed」の二人組み。フリル・スカートを履いた(かっこいい)少年が拳獣使いのペニナァシス、両腕いっぱいに花束のタトゥーをいれている(さいあく)女がヴァギナッチョ。
 彼と彼女の二人は、最近話題のギャング・スター。いったい、誰にも手がつけられないアウト・ロウ。
 そのふたりが、サウス・エンドの博物館に押し入った時、警備員を全員、早速ブチ殺すと、恐竜の骨は取り放題、頬擦りし放題、そこで彼らも油断した。謎の男エレクト=マンの放った銃弾がヴァギナッチョの胸を、肺を貫通した。(ザマーミロ)倒れる彼女を抱き寄せるペニナァシス。ヴァギナッチョは痛みを堪えて、少年に囁く。「私は大丈夫。だから、お願い、」
 そのせつなの、彼の表情の変化!思考の切り替えの早さ!
 ヴァギナッチョを心配して気弱に揺れる瞳が、次の瞬間には、必ず仇は取ると、またたく白光に彩られた。それを見て、ヴァギナッチョの身は歓喜に打ち震えた。これを見るために、彼女は死ぬ。

 私は、ゆらりと、彼女の背後に立った。
 ペニナァシスと(あたらしい)ヴァギナッチョ。
 でも、私だって、女の子。その資格はある。



 あの子は変わっている
 いつからか目が離せない
 いつの日からか見続けている…
 あの子は冷静だ
 あの子は現実主義だ
 あの子はリアリストだ
 あの子はロマンチストだ
 あの子は可愛いものが好き
 あの子はなつきにくい
 あの子は気を許したものに
 誰よりも最高の笑みを送る
 あの子は綺麗なものが好きだ
 誰よりも美しいものが
 あのこの眼には映るらしい
 あの子のすべてがほしくて
 データをかきあつめた
 でもそれだけじゃ足りなくて
 あの子を閉じ込めた
 さて、私は彼女の味方?
 閉じ込めたあの人の味方?
 警察が彼女を捜している…



 アリの行列が、赤ちゃんのおへそから出入りしています。アリは弟のおへその中に、なにかを運び入れているようです。でもいったいなにを?
 わたしはいつでも泣けるので、涙を五円玉の穴に落としてレンズをつくり、観察します。アリは赤いものを運んでいました。それは小さなルビーのカケラのようにも見えました。
 アリをつつくと指に赤い色がつきました。ルビーではなく、赤い液体だったのです。驚いて手を引っ込めると、涙のレンズが弟のおなかに落ちました。弟は火がついたように泣き出します。
 わたしは五円玉を投げ捨て、アリの行列を追って走り出します。お母さんは生きている。アリの行列のもう一方の端に、お母さんがいるのだと気づいたのです。



「はあ、もう5時か。お疲れ様でした」 私は20歳のOL、今日も仕事を終えて満員電車に揺られ家路に帰る。途中でコンビニに寄り、ヨーグルト、ポテトチップ、コンビニ弁当とビール2本を買い、携帯をかけながら家まで歩く。こんな生活がもう2年も続く、『私って幸せなのかしら』誰かに癒してほしい気持ちがここ数日、もの凄く膨らんできている。
そんなある日、毎日のようにコンビニに寄り買い物を済ませ家に帰ろうとすると外は土砂降りの雨、そんな時に限って傘を持ってない私。最悪。こんなとき素敵な男の人が「どうぞ」なんて声を掛けてきてくれたらなあ、益々妄想が膨らんでいく。結局服のまま海に飛び込んだ状態で家に着く私。
「へっくしょい」ああ風邪をひいた私、体温は39度。地獄。ああこんな時素敵な男の人が看病してくれたら、等とまた妄想に浸かる私。「ピンポーン」するとチャイムが、少し期待する私。宅急便だった、ガッカリする私。とりあえず何か確認してみることにした。
包装を剥がすと小さな箱が、そして中には一枚の手紙が入っていた。少し不気味な私、でも興味もある私。

『あなたは一人じゃないわ、皆いっしょよ、ガンバッテ・・・BY ナザレの少女』



早朝、ハスの開花をじっとみていた少女のハナから光る液体が一筋、制服の上に滴った。
よーこちゃん、保健室でパブロンもらってらっしゃい。



 目ン玉をギュンとまわして深呼吸。よこになっておちついて、よおくよおく目をこらす。

 そいつはいっけん、弱っちい。人の形はしてるけど、いちどだって一人前にあつかわれやしない。
 いつもぼんやり、窓の外。きっとあたまの半分は、ネコといっしょに昼寝中。そのくせときたまとつぜんに、砂場にうちあげられた金魚みたくうらめしそうな顔してる。

 ここで急に立ちあがり、口笛ふきふき彼女はけんけんで部屋を出ていった。だからこの日記は十五才と一日目のままである。



今度の「観察する少女」は難しい。
どうしても構想が浮かばない。
「彼女は見ていた。...」この後が続かない。ああ、だめだ。
今月はいっそのこと止めてしまおうか。
でも、ぎりぎりまで頑張ってみよう。
前回の「微亜熱帯」はみんなが優れた作品を投稿したな。
今回も相当程度が高かろう。
うかつに程度の低いものは出せないな。
「何も投稿作品が思いつかなければ、これを投稿しようか。」
と思って、これを



 晴れ渡った青空に、たばこの煙がゆらいでいた。向かいのホームに、背広姿の中年男がひとり。ずっとそっぽを向いている。少女は、こちらのホームから見ている。
「立ったままで疲れないのかな。まだしばらく電車は来ないよ。」
男はときどき、ポケットからハンカチを出している。
「暑そうだね。あたしは涼しいけど。」
出っぱったお腹。足元には大きなカバン。
「お仕事かな。重たそう。」

 少女は昨日、学校の先生とふたりきりで話をした。一番欲しいものは何、と聞かれた。友だちにも言えないことを、先生にだけは正直に答えた。先生は、じっと少女を見つめるだけだった。

 向かいのホームに、電車が来た。男は乗った。座った。ドアが閉まった。窓枠が、右方向に移動して行く。遠ざかって行った。

 後に残されたのは、静寂。すずめの鳴き声が聞こえてきた。



 幼さ故の「好奇」と「残虐性」の入り交じったつぶらな瞳。
 太陽の照りつけるアスファルトの道路。
 乾き、僅かに埃の立つ路面では一匹のアリが天に召されようとしていた。

 「一回踏んづけると、急に元気になって動き回るンだよ」
 「二回踏むと今度はピクピクっとなって動かなくなっちゃう」

 さも、自分の見つけ出した「自然の法則」であるかのように、誇らしげに呟く。

 だが、少女もアリもお互いに知らなかった。
 前世では、
 アリが少女、少女がアリだったと言う事実。

 アリの複眼に浮かぶ諦観。
 少女の無邪気な笑顔、そしてもう暫く「観察」は続く。

 今日も暑い一日になりそうだ。



 それは本当に目の前。
 片目の猫は頭を轢かれたらしく、口や耳から血をまき散らしながら
 キチガイ人形みたいにぴょんぴょん跳びはねた。
 そこを後続車に轢かれて
 なにかを守ろうとするように丸く、小さく、縮こまったが
 その痙攣が最後のあがき。
 赤いランドセルの少女は、道のわきの石段に腰をおろした。
 頬杖をつきガラス玉の目で、死骸がしだいに平たくなるのを眺めていた。
 日曜日、すり寄ってきた片目の猫が、泥だらけなので
 服が汚れないようあしらったら、背中に跳びつかれた。
 それを少女は恨んでいたのだ。

 「いい気味」

 家に帰ると落ち着かない。
 まぶたの裏になにかモヤモヤしたものがあってよく見えず、
 目をあける瞬間、ハッキリする感じなのだが、それは本当に一瞬で。
 そうして目を開けたり閉じたりしているあいだに、夜。
 忌まわしい時間。
 今日も父は酔っていて、風呂上がりの少女の体を舐るように見まわす。
 動けなくなる。
「あなたっ!」母が割って入る。それで少女は部屋に駆けこむ。
 ドアの鍵を閉め布団をかぶるが、隣室で言い争う声はさえぎれない。
 まぶたの裏がモヤモヤする。
 どこまでも少女は丸く、小さく、縮こまる。



私の母はむかつく。いわゆる教育ママだけど上滑りって感じね。
子供から見てトンチンカンなことばっかり。
口を開けば「勉強はやったの。」「遊んでばかりいちゃダメ!」
がみがみがみがみ、ねちねちねちねち。
それではやる気はあっても反発したくなっちゃうわ。
何か相談したいことがあっても母に相談なんて冗談じゃないわ。
そりゃ母は人生経験が長いから何でも知ってるけど、相談したって私とは考え方が違うから対立するだけだわ。
母は服従していれば安心してるけど私はロボットじゃないわ。
口では面倒だから従うこともあるけど内心は反発してるの。
そいで母の説教なんて、かえるのツラに何とかよ。馬の耳に念仏とも。
父は母と違ってめっちゃ優しいの。私が何をやっても怒らない。
この前、朝帰りしたときも母はヒステリーだったけど、父は拍子抜けするくらいだったわ。存在感薄いの。
我が家では怖い者なんて誰もいないわ。気兼ねなくゾクに参加できるってことね。
親なんてちょろいもんよ、バーカ。