500文字の心臓

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短さは蝶だ。短さは未来だ。

 ツナ缶 作者:胡乱舍猫支店

ードアを閉めて溜息。
サバ缶が流行りだって。ふつーにスーパーとかで売ってるだけじゃ無くて高級食材店やデパートなんかでも色々凝ったヤツを売っているらしい(どう言うモノかはこれから検索)。そう言う事になっていると知ったのはついさっきだけど、そもそも何だって流行りなワケさ?何で缶詰なんて保存食(つか非常食…どうしても横でローソクが燈ってる状況しか思い浮かばない)をありがたがるのかさっぱりわからない。でもたとえそう思ったとしてもキミが欲しいと言ったら買わなきゃいけなくなるワケで。まあその辺はね…。

ードアの前で溜息。
流行りってことは売れるよね?そう売り切れなのよどこもかしこも。だからおんなじ魚の缶詰繋がりで許して。これだと4個パックで安売りしてたし…うーん困った、良い言い訳が思いつかない…うーん。
ードアを開ける。
キミが倒れてて床が…。
おわぁぁ…とっ…とりあえず買えなかった言い訳はしなくて良くな…いや、こ…困った。このまま見なかった…ってのはダメ…だよねぇ?
ああそれにゴメンね、つい思い出しちゃった。ほら、ミラノで一緒に食べたパスタ。トマトが良く合ってたねぇ、ツ…。